第1回 はままつUD(ユニバーサルデザイン)探検
日時:令和3年7月18日(日)13:00~15:00
場所:浜松市市民協働センター:アクト通りを調査
電動車椅子ユーザー(浜松自立センター:水島秀俊様、こまたす推進プロジェクト:塩原啓様)
●参加メンバー | ●点字ブロックの剥がれ(郵便局の前あたり) |
●アクト公園の多目的トイレ 介助者がいれば戸は開けるが、ご本人は脳性まひで手が手すりには伸びない。 | ●研修室で、各自発表 |
【水島秀俊様からコメント】
昨日は、貴重な研修に同行させて頂きありがとうございました。
参加された高校生には初めての経験だったと思いますが、今後の人生にとって貴重な糧になってくれることを願っています。
【市民協働センターでの反省会で、高校生が白板に書き出してくれたことについて】
・スマホなどの機器を使ってドアやいろんな操作が街中でできるようになると良い。
・障害当事者の意見を聞いて、作っていくことが大事(エレベータや公衆トイレ、建物等の施設)。
以上の2点が特に印象に残り、着眼点を変えての良い意見だったと思います。
※社会人や中高生含めて福祉教育等で、街中を車椅子で回った後の意見や改善点を話し合うと、
道路の段差がある→改善点・段差を無くす。
エレベータが狭い→改善点・もっと広くして車椅子で動きやすくする。
車椅子トイレが使いにくい→改善点・入口を広く、もう少し内部を広めにし、手摺を増やす。
と言った意見が目立ちますし、必ずこのような答えが出てきます。
一度出来上がってっしまた施設や設備は、スペースや費用の面で簡単には改善することは難しいです。最初の・の箇所にあったように、設計の段階から障害当事者の意見を聞きながら進めていけば、もっと使い勝手の良い施設や設備ができることに気付いてもらえたらと思いました。今回、参加者の一人から、このような意見が出て嬉しく思いました。
あと、点字ブロックの破損が目立ったことが驚きました。
最後にあくまで私個人の考えですが、街中を車椅子で皆でバリアフリーのチェックをして回ると、道路や歩道、建物等に段差や階段、傾斜、片流れ等は、整備された中心街でも多々見られますし、郊外に行けば至るところに存在します。日本中から物理的にバリアを無くすことは不可能です。
改善点で、車椅子の方々を含めて困っている人がいたら、周りの人が気軽に声を掛けて手助けをしてくれるような社会を作る。バリアを直すハードな面では無く、人々の心のバリアを無くすソフトの面からの改善が、ハードの面からの改善よりももっと必要です。
と言った意見が出たならば、日本の未来はもっと明るく住みやすい街になるに違いありません。
そういった意見が増えて行くことを願っています。
コメント