このマークを、わたしたちは「こまたすマーク」と呼んでいます。
「助けが必要なら声をかけて」という気持ちを示すマーク
援助や配慮を必要としている方々に対して「協力が必要なときには声をかけてください」という気持ちを示すためのマークです。このマークを示しておくことで、困っている人が「助けてください」と言いやすくなること、また交流が始まることを目的としています。
わたしたちは、助けられる立場、助ける立場、どちらにもなる
わたしたちは、家、学校、職場など普段の生活において、人から助けられることもあれば、逆に誰かを助けることもあります。ときには、見て見ぬふりをする、傍観者となるシーンもあるでしょう。
「何かできることがあろう時も、動けないままでいいのだろうか…」
こまたすマークは、そんなモヤモヤした心のバリアをはねのけるためのマークなのです。
合言葉「こまってたら たすけるにぃ」
道に迷ったり、段差が乗り越えられなかったり、表示が読めなかったり…。
それが障がいを持った人であっても、外国人であっても、お年寄りであっても、健常者であっても、何かで困っている人を見かけたら、手を貸したい。そんな「困っていたら 助けますよ」という言葉を、遠州地方(静岡県西部)の方言を使って言った言葉が「こまってたら たすけるにぃ」。そして、それを省略したのが「こまたす」というワードです。「こまってたら たすけるにぃ」は、わたしたち、こまたす推進プロジェクトの精神をシンプルに表す、合言葉でもあるのです。
マークに込められた意味
形
「手を貸す」「手を差し伸べる」「手助けする」という言葉を連想させる「手」をモチーフとしています。
色
「こまたす」の精神に大切なこととして、マークに使われている6つの色にそれぞれ意味を込めています。
ピンク:「感謝」、オレンジ:「行動」、黄:「希望」、緑:「自然体」、青:「共生」、紫:「個性」
マークの制作
「心のバリアフリー(人の意識上にあるバリアをなくすこと)」を目指すために、静岡文化芸術大学のでデザインサークルのみなさんと協力し、この「こまたすマーク」を制作しました。
制作はデザインサークル内のコンペという形で行われ、吹田 莉奈さん(当時4年生)と林 優歩さん(当時3年生)のお二人の作品が採用されました。
2019年11月15日には浜松市役所を訪れ、こまたすマークの完成を鈴木康友 浜松市長に報告しました。
*こまたすマークは商標登録されています。登録第6445146号。