シトラスリボン運動賛同からバッジ購入先に向かいました。
浜松市立内野小学校からのレポートです。
😊
ニュースを通して、いじめ防止基本方針を打ち立てている内野小学校から、シトラスリボンバッジの注文がありました。
校長先生と面談。バッジをお渡し。休み時間になると、子供たちが校長先生にはやく会いたいと、また、話を聞いてもらいたいと校長室にトントンて鳴らしている様子から、なんとも親しまれ、頼りにされていることを伺いました。
お人柄もよく、今回の新型コロナ感染から差別や偏見は学校から必要なし、教職員でシトラスリボンバッジの賛同から優しい学校、地域を目指していることが本当に伝わってきました。
校長先生が、以下の方針をシトラスリボンの記事から手書きで力強く書いたものです。▶️
新型コロナ感染を巡る「中傷」や「差別」▶️絶対に許さないこと
子供たちに伝えたいこと
①十分な対策にしても感染はありえる
②だれに対しても、思いやりと優しさを大切にしてほしいこと。
③内野小では、そのために「ふわふわ言葉」を、みんなで大事にしていること。
☺️ふわふわ言葉▶️嬉しかった言葉、元気の出た言葉
シトラスリボン運動に賛同するきっかけの一つに以下の授業もあったかと思います。
「内野小だより」令和2年7月のたよりを以下に紹介します。
「いのちについて考える日」には、6月12日(金)の「いのちについて考える日」には、全学級、5校時に道徳の授業を行いました。
本年度は「いのちについて考える日」にあわせて、小島ケータ二ラブさん、木下ようすけさん(イラストレーター).kaimatsuさん(シンガーソングライター)の3名で結成している苦手レスキュー隊が動画メッセージを送ってくれました。
動画メッセージを全児童で視聴し、その内容を基に各学級で話し合いをしました。
小島ケータ二ラブさんは、浜松市出身のシンガーソングライターで、「NHKみんなのうた」に『毛布の日』という曲を書き下ろしている方です。
近年は、江國香織やよしもとばななの作品に音楽をつけるなど文学の領域でも多彩な活動を展開されてます。
小島さんは、「みんなの苦手なものを、音楽にのせて考えて見よう!もしかしたらちょっと気持ちが楽になるかも・・」という思いから「こちら苦手レスキューQ Q Q」というイラストと音楽付きのお悩み相談本を出版されました。
動画メッセージの中にも「苦手を克服しようと思わず、苦手なものがある自分を肯定する事で生きやすくなるかもしれない。現代はネットは発達する一方、人々の分断が進んでいる。これは苦手、あの人は嫌いだと思うと、そこで思考停止してしまう。だからこそ、他者の立場になって想像することが大事ではないか。」という小島さんの思いがこめられていました。
道徳の時間で、子供たちが書いた感想を紹介します。
周りの人の気持ちを考えたくてフラダンスを始めました。私は、みんなの笑顔が見たいです。 1年
勇気を出して、ふわふわ言葉を言う。自分がされてイヤなことは、人にしない。相手の気持ちを考える。
2年
ふわふわ言葉を言ったり、応援してあげたりすると、頑張ろうというか気持ちになれると思う。3年
人をそれぞれ苦手なものがあり、みんな違ってみんないいということがあるのだと思いました。
けんかして、友だちを泣かせてしまったら、相手の気持ちを考えることが大切なのだと知りました。4年
苦手なものについて考える時間ができて、良かったと思いました。なぜなら私には、苦手なことが山ほどあるからです。でも、ほとんどが人との接し方でした。今日、苦手レスキューQ Q Qの皆さんの動画を見て、そのほとんどが解決できたと思います。内野小のために、すてきなメッセージをくださってありがとうございました。5年
相手の気持ちを考えると、前より相手のことが分かって、もしかしたら誤解かもしれないと思えることができる。絆を深めるためには、相手と分かち合う事が必要だと思った。6年
今回の道徳の授業を通して、子供たちは「相手の気持ちを想像する」ことの大切さを感じたことと思います。そして、「相手の気持ちを想像する」ことが、相手を思いやり、相手の命を大切にすることにつながっていくことも学んだと思います。
本校では、相手の気持ちや立場に立った「ふわふわ言葉」を、今後も広めていきます。
また、敎育活動の様々な場面において、相手の気持ちを考える機会を持ち、子供たちに思いやりの心を育てていきたいと思います。
※
ふわふわ言葉▶️嬉しかった言葉、元気の出た言葉
それに対して、悲しかった言葉、イライラした言葉。
帰るときに、校長先生が見送りされ、久しぶりに夏の本来の子どもたちのにぎやかさ、人のあたたかさを感じました。ありがとうございました。
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