視覚障害者のゴールボールブラジルの女子選手団が21日に浜松市に交流合宿に来ました

パラスポーツ

ゴールボールのブラジル女子選手団が浜松へ!!

視覚障害者のゴールボールブラジルの女子選手団が21日に浜松市に交流合宿に来ました。

22日は練習後に浴衣の着付けを体験し日本文化に触れました。
半数が全盲と弱視の選手含め6人、監督、コーチ、医師の9人全員が浴衣を体験。
まず着付け教室の講師たちと一緒に生地を触ったりして自分好みの浴衣を選びをしました。
そして着せてもらう時、初めての帯締めでほとんどの選手がビックリして思わず「うっ」と声が出ていて苦笑い、始終和やかな雰囲気で着付け終了。
そして着付け後は記念撮影。
インスタで事前に日本文化の写真を下調べしていたようで、合掌したり、傘をさしたりして選手達はそれぞれポーズをとって写真撮影を楽しんでいました。
合宿の最終日まで着ていたい!とすっかり浴衣がお気に召した様子。
その後は浜松駅まで浴衣姿でぞろぞろとスマートフォンで自撮りしたりして散策を楽しみ、始終リラックスした様子でした。

そして、24日午前中は浜松学院大学の体育館で男子バスケットボールチームとの交流会がありました。
プロバスケチームと私立大が連携するこの地域初の試みで2018年に創立された「浜松学院大学フェニックス」と、ブラジルゴールボール女子選手団がゴールボールを体験しました。
ゴールボールは、1チーム3人で、鈴が入ったボールを転がして相手ゴールを狙い、得点を競う競技。
選手は視力の程度に関係なく
アイシェード(目隠し)をしてプレーします。
ブラジルの選手の投げ方の一つに後ろ向きでの投球があります。
ブラジルでは伝統的に取り入れている方法で、ゴールボールの選手は子どものころから学んでいるそうです。また、得点につながりやすいため、多くのブラジル選手がこの投げ方をしているようです。
さて、交流試合ではバスケ選手達も目隠しをつけて同じ条件でいざ試合開始!

バスケで全国大会にも出場している選手達も、初めての目隠しでソワソワしたり中には目隠しを外して見ようとしてしまう選手もいて微笑ましい光景が見られました。
結果はブラジルチーム圧勝でした!
さすがですね!

そして25日は浜松視覚特別支援学校での交流会にも参加しました。
子供達と音の鳴るピンを狙ってボールを転がすゲームや実際 生徒達と選手が混ざった混合チームで ゴールボールをやったり 皆さんリラックスした様子で交流会を楽しまれていました。

最後に子供達から手で触ってわかるように工夫された大きなブラジル国旗をプレゼントされ、選手達も大喜び。
早速 触って感触を楽しんでいました。

この日で私達の取材は終わりましたが、選手達は28日~29日に千葉市で開かれる視「ゴールボール」のジャパンパラ競技大会に出場します。

3日間を通して笑顔が素敵だった選手の皆さんのご活躍を祈っています。
頑張ってくださいね!!

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